貸す悲劇

 何でもちょっとだけとか言って借用を申し込む、貴方には絶対迷惑かけないからといって。

 それは本当のことを説明していません。絶対迷惑かけないというのは、絶対迷惑がかかるのです。

 

1.金を貸す
金を貸す昔から金を貸したら返ってこないのは当然といいます。それは当たり前で、銀行が貸さないから個人の貴方に借りようとするので、サラ金や質屋からでさえ見捨てられた人が貴方に借りるのです。
もともと返ってくる可能性はありません。

 

2.保証をする
保証をするのはもっといけないわけで、これは名前を貸すことになります。
金を貸すのは今ある金が無くなるわけですが、保証は将来の財産をなくします。

 

3.会社の取締役に菜を連ねる
最近は一人役員も良いのですが、時々、取締役に名前を貸してほしい、といわれますが、自分が管理できない名前を貸すのは、あとあと責任の追及をされる場合があります。

 

4.健康保険を貸す
ちょっどだけといって、健康保険証を貸してくれというのがあります。健康保険は他人が使うと詐欺ですし、貸した側も詐欺の共犯になります。
借りた側はその足でサラ金に走ります。

 

5.自動車を貸す
自動車は貸せば、所有者が運行供用者責任を問われます。
そういう自動車に限って、運転者の適用除外の特約があったりするのです。

 

6.自動車の名義人になる、自動車ローンの名義人になる
自分はローンを組めないから貴方の名前で組んでくれないか、などと知り合いや恋人に頼まれていやと言えずになってしまうと、貴方にローンがくるだけではなく、自動車の名義人になれば。交通事故の責任がつきまといます。

 

7.資格の名義貸し
偽装事件で有名になりましたが、建築士や、不動産取引主任の名義を貸して業務を行うというのが多いようです。