※こちらの記事は、2013年8月に執筆したものです。
神々の里とも言える亀岡は古来より神社が多い。
そのいわれの多くは日本の成り立ちからでてくる。
それらの神社がまつる神々にはイザナギとイザナミの神々夫婦の物語がある。
妻であるイザナミがなくなったあと、イザナギは亡き妻を 追って黄泉(よみ)の国へいく。イザナミは、黄泉の神と話して現世へかえれるように頼むから、その間待ってくれ、私の姿を見ないでおくれと頼む。
ところが心はやるイザナギは妻の姿をぬすみ見る。
そしてその変げした妻の形相をみて仰天する。妻は、黄泉の神に頼んで、ちゃんと姿を整えてから出て行くからと思っているのにである。
神々の世界でも、女性が化粧をするのは当然であった。自らをより美しく飾りたいのは女性のみならず、人間として、たとえ神であっても当然であろう。あればなおさら、化粧の途中を見られるようなことはあってはならないと思うの自然であろう。
いつ頃からか、公共の場所である電車の中で女性が化粧をするのが当然のようになってきた。乗客がいないかのごとく、まるで自分の化粧室である。この間など、短パンの女性が足を振り上げて体をこね回し長い足の付け根の隅々までクリームを塗ることに余念がなかった。真ん前に人のいることなど気にもとめない。私は岩とでも思われたのであろうか。
イザナギ、イザナミがみたら仰天するだろう。
参考URL:【古事記 黄泉の国】
http://www15.plala.or.jp/kojiki/izanagi_izanami_05.html
2013.08
投稿者プロフィール
- 弁護士法人 田中彰寿法律事務所 代表。
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